転職の面接で圧迫面接を受けたことはありますでしょうか？もしかすると、それってどういう面接？と思われる人もいるかもしれません。もし圧迫面接を知らずに受けてしまうと、対処に困る可能性が高くなります。そうならないようにするためにも事前に把握しておきましょう。
今回の記事では、圧迫面接が行われる理由と、よくある事例を解説していきます。冷静な対処ができるように理解しておくようにしましょう。
圧迫面接とは
圧迫面接とはどのような面接なのでしょうか？名前から察するとあまり求職者にとってよくないイメージです。まずはどのような面接なのかを知るようにしましょう。また、面接の前日は色々と対策を講じるのが大切です。その点を記事にまとめましたので、こちらの方も確認してみてください。
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わざと意地悪な質問をする
圧迫面接では、わざと意地悪な質問をしてきます。求職者が答えにくい点をずかずかと聞いてくるのです。「うちの会社がダメだったらどうするの？」と聞かれたらいかがですか？答えにくいですよね。正解回答はどんな言葉でしょうか？
「今は落ちることを考えたくありません」と答えた場合、「それじゃ計画性がないね」と言われることも圧迫面接ではあります。また「落ちたときは、べつの場所を受けます」と回答したら、「うちの会社にそこまでの思い入れがないってことだね」と言われたらショックです。
つまり意地悪な質問に対して、これが模範解答というのも存在しません。わざと意地悪な質問をしてくるのですから、悩んで答えたとしても結局はマイナス面になるのです。面接官によって感じ方が違うことから、正直に思ったことを答えるのが大切といえます。
ただ、感情的になるのだけは止めておきましょう。よく感情的になり怒鳴ったら面接に受かるようなドラマもあるかもしれませんが、あくまでもドラマです。感情をさらけ出すことに良いことはありません。冷静な対応を心がける必要があります。
威圧的な態度をとられる
明らかに面倒な態度で面接官をやられる人も圧迫面接になります。威圧的な態度に萎縮し、冷静な受け答えができなくなることもあるのです。椅子の背持たれを100％利用した座り方、テーブルに肘を付け、足を組みコチラをじっと見てくる圧迫面接もあります。
面接官のしゃべり方はすべて素っ気ないものです。「あっそう」「まぁいいや」など、面接官の感情が分からず、淡々と過ぎていきます。中には「もういいや」と途中で面接を終わらせることもあります。
受けてる側は、面倒ならば面接官なんてしなければいいのに、本当にやる気があるのかな？と面接官を疑ってしまうのです。まるで求職者は敵とでも感じてるのでは？と思われる求職者もいることでしょう。
圧迫面接をするのはなぜ？
なぜこのような圧迫面接を行うのでしょうか？圧迫面接を行う面接官の気持ちを考えてみましょう。
求職者の対応力が見たい
圧迫面接により、求職者の対応力を試そうとしている可能性が考えられます。どんな仕事にもストレスはつきものです。ある程度のストレスを受けたとき、求職者はどれだけの対応力があるのかを試します。
すぐに泣きそうになり黙ってしまうのならばそれまでの人、きっと転職後の仕事でも、すぐに諦めてしまう仕事をするかもと予想することができます。また、感情に任せて態度が悪くなれば、耐久性が乏しいと判断することもできるのです。この場合は協調性がなく、プライドが高く自我が強いとも取れます。
転職で面接を受ける人は、多くの面接を経験している可能性が高いです。受け答えが変に慣れていることも考えられます。つまり面接で求職者の本心が見えにくくなっているのです。上手く取り繕った態度など見ても仕方ありません。必要なのは即戦力となる対応力です。そこを見極めるために圧迫面接を利用する面接官も居るのです。
求職者の本心が知りたい
求職者の本心は本当に会社に入社したいというものか？その点を知っておきたいと思う面接官もいます。相手がイラつくとき、それは本心を見せる可能性が高くなります。冷静な人から本心を見るのは大変です。その人の本心を見たければ、感情をあらわにさせるのが一番の方法になります。
圧迫面接を冷静に対処できれば、それはそれで安心できると考えることもできます。コチラも面接官がどのように印象を捉えるかです。冷静よりは冷たいと感じれば、印象が悪くなることも考えられます。
単純に面接官の態度が悪いだけのことも
ただ単に面接官の態度が悪いだけのことも考えられます。もしかすると休日出勤を無理やり強いられているのかもしれません。その結果、面接官の態度が悪くなったことも予想できます。
また誰かとケンカして虫の居所が悪いのかもしれません。それを求職者に八つ当たりするという不届き者も少なからずいるようです。この場合は、無駄な時間を過ごしたと諦めるしかありません。
ただ面接官の気持ちなど求職者には分かりません。圧迫面接かもと察しても、このようにただ単に態度が悪いだけということもあり得るのです。つまりどのような場合でも一生懸命に受けるしかないということです。
よくある圧迫面接
それではよくある圧迫面接を確認しておきましょう。念のため備えておくとよいかもしれません。
「なぜ？」や「どうして？」を何回も使ってくる
質問に対し答えると「なぜそう思ったの？」と何度も聞いてくることもあります。まるで子供が親に色々と質問してくるような感じです。どう答えても「どうして」と子供に聞かれ、イラつくという経験をしたことがありませんか？それを面接で味わってしまうのです。
ただ状況は面接中なので「どうして」に対し、適当に答えるわけにはいきません。つまり、問いに対して本心で答えているかの見極めができることになります。質問に対し、回答例を見ながら考えた人は、「どうして？」に対し答える言葉を失います。本心で話している人は説明を続けることができるのです。
面接官の「どうして？」に対し、口ごもる時間が長くなると「もういいや」となる可能性が高くなります。その結果これ以降の回答に真実味が無くなってしまうのです。ただ自分の考えをしっかりと持っていれば恐れることはありません。取り繕ってしまう人は、ピンチに陥る可能性が高くなります。
発言に対して否定的
質問に対しどのような回答をしても否定的な言葉で返してくる面接官も居ます。「学生時代はチームワークで乗り切りました」という回答に対し「それって1人じゃ何もできないってこと」と言われる状況です。どんなに前向きな回答をしても否定的な言葉で返してくるのです。
このやり取りを続けられると、質問に対しなんと答えていいか分からなくなってきます。まるで回答が間違えているのかもと慌てるのです。面接官の狙いはそこにあるのかもしれません。そのようなときにどのような対応ができるのか？対応力を求められている可能性も考えられます。もしくは面接官が、ただ単に嫌っていたかのどちらかです。
どんなに否定的な言葉を言われても自分の考えを通すのが大事です。相手に合わせた回答では、回答がが薄っぺらいものになります。惑わされないのが大事です。
どんな答えでも無反応
なにを答えても無反応な面接官もいます。質問を返してくるのでもなく、否定的でもなく「ふ～ん」と興味がないような無反応な状況です。このような無反応な対応をされると、不安になる求職者もいるのではないでしょうか。
このような無反応な場合でも、一生懸命答えるしかありません。手ごたえを感じないかもしれませんが、意外と受かっていたという事もあり得ます。面接中に諦めるのが一番いけません。
圧迫面接と感じても冷静に振る舞えば受かることもあります！
圧迫面接を知っておけば、冷静に振る舞う事もできるはずです。面接官に意図の有る圧迫面接ならば、受かる可能性を高めることができます。そのためには圧迫面接がどういうものかを知っておくことが大切です。
知っていると知らないでは対処方法が変わってきます。面接に受かる可能性を高めるためにも、圧迫面接という面接もあるのだと、知っておくようにしましょう。
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